俺様とネコ女
「直哉さん、コウ、社内恋愛しないって本当?」
「本人に聞いて」
聞いたんだけどはぐらかされたんだよ。不安要素は完璧には取り除かれなかったけど、俄然モチベーションが上がった。
「よし。俺はあいつにミッション完了報告でもするかな。もう仕事終わってるかな」
直哉さんは袖口から覗くシルバーの腕時計に目線を落とした。文字盤が白で、シンプルで洗練された印象の腕時計は、直哉さんのイメージ通りだった。
「直哉さん。まだ帰らないからね。あと3杯は付き合ってね」
「え、マジで。勘弁してよ」
「酔ってオオカミにならないでよね」
「それはどうかな」
ニヤリ。口の辺りに意地悪な笑いを浮かべた直哉さん。
私はこの数時間で、直哉さんに絶対的な信頼を寄せた。
「本人に聞いて」
聞いたんだけどはぐらかされたんだよ。不安要素は完璧には取り除かれなかったけど、俄然モチベーションが上がった。
「よし。俺はあいつにミッション完了報告でもするかな。もう仕事終わってるかな」
直哉さんは袖口から覗くシルバーの腕時計に目線を落とした。文字盤が白で、シンプルで洗練された印象の腕時計は、直哉さんのイメージ通りだった。
「直哉さん。まだ帰らないからね。あと3杯は付き合ってね」
「え、マジで。勘弁してよ」
「酔ってオオカミにならないでよね」
「それはどうかな」
ニヤリ。口の辺りに意地悪な笑いを浮かべた直哉さん。
私はこの数時間で、直哉さんに絶対的な信頼を寄せた。