俺様とネコ女
完璧な容姿のコウに言われると、恥ずかしくて仕方ない。
わざと、コウをじっと見つめて言い返す。
「コウ、かっこいい」
「・・・・」
「照れてよ」
「あ?」
マスターは、私の好みを知ってか知らずか、好きなものばかり出してくれた。
つまみ系メインで、ちょっとづつ箸をつけながら、美味しいお酒を楽しむ。
隣にはコウ。
ああ、幸せだ。
突然、店内の照明が落ちた。
「え、やだ。真っ暗怖い」
プチパニックの私をコウが鼻で笑う。それなのに、しっかりと手をつないでくれて、指先から安堵する。
「誕生日おめでとう!」
バースディソングとともに、マスターがホールケーキを運んできてくれた。キャンドルの本数まで確認する余裕はない。
店内に居合わせたお客さんも、歌ってくれて、拍手してくれて恥ずかしい。嬉しいけど照れくさい。
炎を吹き消して、店内に明かりが戻りほっとしたら、こみあげてくる笑いが堪えきれず、爆笑してしまった。
わざと、コウをじっと見つめて言い返す。
「コウ、かっこいい」
「・・・・」
「照れてよ」
「あ?」
マスターは、私の好みを知ってか知らずか、好きなものばかり出してくれた。
つまみ系メインで、ちょっとづつ箸をつけながら、美味しいお酒を楽しむ。
隣にはコウ。
ああ、幸せだ。
突然、店内の照明が落ちた。
「え、やだ。真っ暗怖い」
プチパニックの私をコウが鼻で笑う。それなのに、しっかりと手をつないでくれて、指先から安堵する。
「誕生日おめでとう!」
バースディソングとともに、マスターがホールケーキを運んできてくれた。キャンドルの本数まで確認する余裕はない。
店内に居合わせたお客さんも、歌ってくれて、拍手してくれて恥ずかしい。嬉しいけど照れくさい。
炎を吹き消して、店内に明かりが戻りほっとしたら、こみあげてくる笑いが堪えきれず、爆笑してしまった。