俺様とネコ女
深まるこころ
1.コウside
連休明け初日、仕事の合間にできた一瞬の空き時間を利用して直哉に会った。
定時はとうに過ぎているが、10分後に1課内のミーティングが始まる。社員食堂横の自動販売機コーナーに、俺から呼び出した。
「お前、意外ともたついたな」
「は?」
「いや、意外ではないな。お前初恋だもんな」
こことのことを報告し終えると、直哉はやたら上からの発言だ。世話になったから反論しないでやる。
「俺知ってたんだよね。こころちゃんがお前のこと好きだって」
「は?」
「相談されてたんだよね、こころちゃんから。俺頼りになるからさ」
頭にきた。なんだそれ。と直哉を睨みつける。でも直哉は動じない。
「話はそれだけだ。じゃあな」
「え、もう?もっとお前いじらせろよ」
「は?ハゲろ」
まあまあ、となだめてくるが、実際ミーティングの開始時刻も迫っている。
定時はとうに過ぎているが、10分後に1課内のミーティングが始まる。社員食堂横の自動販売機コーナーに、俺から呼び出した。
「お前、意外ともたついたな」
「は?」
「いや、意外ではないな。お前初恋だもんな」
こことのことを報告し終えると、直哉はやたら上からの発言だ。世話になったから反論しないでやる。
「俺知ってたんだよね。こころちゃんがお前のこと好きだって」
「は?」
「相談されてたんだよね、こころちゃんから。俺頼りになるからさ」
頭にきた。なんだそれ。と直哉を睨みつける。でも直哉は動じない。
「話はそれだけだ。じゃあな」
「え、もう?もっとお前いじらせろよ」
「は?ハゲろ」
まあまあ、となだめてくるが、実際ミーティングの開始時刻も迫っている。