俺様とネコ女
「食費、これで払えばいいから」
財布からクレジットカードを抜いてここに渡す。ここは一瞬きょとんとして、真正面から俺に向き合ってきた。
強い意志を感じさせる、揺るがない瞳。
「受け取れない。ここに転がり込んできて、私だって家賃とか、ちゃんとしなきゃと思ってるんだからね。でもコウは絶対お金受け取らないでしょ?だから食費は私が出す。絶対」
もうこれは、のんでやるしかなかった。ゆるゆると、柔軟なくせに頑固だ。
気が強くて、かと思えば弱くて、自由奔放なネコ。気分屋のくせに、ここぞというタイミングで空気が読める。
気が付くとベッタリで、俺の懐に侵入するのがうまい。
頼むから、俺から離れないでくれ。
財布からクレジットカードを抜いてここに渡す。ここは一瞬きょとんとして、真正面から俺に向き合ってきた。
強い意志を感じさせる、揺るがない瞳。
「受け取れない。ここに転がり込んできて、私だって家賃とか、ちゃんとしなきゃと思ってるんだからね。でもコウは絶対お金受け取らないでしょ?だから食費は私が出す。絶対」
もうこれは、のんでやるしかなかった。ゆるゆると、柔軟なくせに頑固だ。
気が強くて、かと思えば弱くて、自由奔放なネコ。気分屋のくせに、ここぞというタイミングで空気が読める。
気が付くとベッタリで、俺の懐に侵入するのがうまい。
頼むから、俺から離れないでくれ。