俺様とネコ女
「何様?」
感動して、嬉しくて、涙が止まらないくせに、コウらしさ全開の俺様発言に笑う。
コウは顔色一つ変えず、私の目を、じっと見つめたまま言葉を紡ぐ。
「お前がいないと生きていけないのは俺もだから。ずっと一緒にいよう」
射るような言葉。
じりじりと、焼けるように胸が熱い。
「返事は?」
「はい。…嬉しい!」
それからすべてが、スローモーションに見えた。
コウが小箱から指輪を取り出した。泣き笑う私の左手を取り、薬指に、はめてくれた。
隣に戻ってきたコウに、ひょいと持ち上げられ、向かい合って膝の上に座らされた。コウを抱きしめて、何度も何度もキスをした。嬉しくて嬉しくて、感情を抑えられない。
「ここ」
低いその声は、耳だけじゃなく、私の心に、体中に響く。
「俺がお前を幸せにする」
「わたしが。私がコウを幸せにする」
「クソ生意気なネコ」
フッ、飽きれたように笑うその顔は、目じりを下げ、優しい表情を見せた。
「コウ」
私の愛しい人。
「コウ、愛してる」
この人に出会えて、本当によかった。
感動して、嬉しくて、涙が止まらないくせに、コウらしさ全開の俺様発言に笑う。
コウは顔色一つ変えず、私の目を、じっと見つめたまま言葉を紡ぐ。
「お前がいないと生きていけないのは俺もだから。ずっと一緒にいよう」
射るような言葉。
じりじりと、焼けるように胸が熱い。
「返事は?」
「はい。…嬉しい!」
それからすべてが、スローモーションに見えた。
コウが小箱から指輪を取り出した。泣き笑う私の左手を取り、薬指に、はめてくれた。
隣に戻ってきたコウに、ひょいと持ち上げられ、向かい合って膝の上に座らされた。コウを抱きしめて、何度も何度もキスをした。嬉しくて嬉しくて、感情を抑えられない。
「ここ」
低いその声は、耳だけじゃなく、私の心に、体中に響く。
「俺がお前を幸せにする」
「わたしが。私がコウを幸せにする」
「クソ生意気なネコ」
フッ、飽きれたように笑うその顔は、目じりを下げ、優しい表情を見せた。
「コウ」
私の愛しい人。
「コウ、愛してる」
この人に出会えて、本当によかった。