俺様とネコ女
午前9時。クライアントから電話がかかってきた。
会社支給のスマホを左耳にあて肩で挟み、メモアプリに電話の内容を打ち込んでいたところに、部屋のノック音が聞こえ無意識にドアに目をやる。
秘書課の加藤課長(34歳独身女)と、隣に女性が立っていたのだが。
思わずスマホを落としそうになった。
わが目を疑った。
「おはようございます。お忙しいところ失礼致します。秘書課に配属になりました、上野こころと申します。1日も早く仕事を覚えて、会社に貢献できるようにがんばります。一生懸命がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
呆然と見つめる俺の隣で、山本主任が急に立ち上がって大げさに拍手をした。
それを見たここが俺に気付き、目と目が合った。あっ、と小さく驚いた表情を見せた。
それからすぐ、ここは小さく会釈をして、課長に連れられ部屋を出た。
俺としたことが、動揺しすぎた。
会社支給のスマホを左耳にあて肩で挟み、メモアプリに電話の内容を打ち込んでいたところに、部屋のノック音が聞こえ無意識にドアに目をやる。
秘書課の加藤課長(34歳独身女)と、隣に女性が立っていたのだが。
思わずスマホを落としそうになった。
わが目を疑った。
「おはようございます。お忙しいところ失礼致します。秘書課に配属になりました、上野こころと申します。1日も早く仕事を覚えて、会社に貢献できるようにがんばります。一生懸命がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
呆然と見つめる俺の隣で、山本主任が急に立ち上がって大げさに拍手をした。
それを見たここが俺に気付き、目と目が合った。あっ、と小さく驚いた表情を見せた。
それからすぐ、ここは小さく会釈をして、課長に連れられ部屋を出た。
俺としたことが、動揺しすぎた。