俺様とネコ女
「俺ら恋バナから遠ざかっててさ。よかったら聞かせてよ。アドバイスできることあるかもしれないし」

「コウ。あんた興味なさそうだけど後で意見聞かせてよ」

「呼び捨てかよ」


舌打ちしながらジロリと睨んできたその顔。パーツパーツが整いすぎ。顔面最強すぎて胸の高鳴りが否めない。

考えが読めなくてミステリアス。いい男オーラがハンパなくて色気を感じる。こんな男、出逢ったことがない。


それに実を言うと。人生初の失恋に、どう対処すればいいのかわからなかった。いくら飲んでも酔えないアルコールを飲みながら、私は話し始めた。


出逢ったばかりの男2人に。
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