俺様とネコ女
「こころちゃん。昨日挨拶来てくれたよね。僕、営業1課の山本。こっちは赤澤。こころちゃんは金曜予定ある?」
山本、名前で呼ぶな。
「私、行かせてもらっても大丈夫ですか?」
「上野ちゃんの歓迎会兼ねちゃお。上野ちゃんお酒飲める?」
この質問にはこの回答。もう、私の中ではど定番。
「お酒弱くて、すみません」
そして申し訳なさそうに微笑を浮かべ、俯く。飲めないふりはいつものこと。
男がいる席では飲まないことにしてる。お酒が入ると、それに便乗して狼化する男が多いから。
「へー。上野さん飲めないの?」
定食を食べていたコウが、作り笑顔で聞いてきた。その笑顔でどれだけの人を騙してるの?って、声に出したい。
嫌味な男。「へー飲めないんだ」=「飲めるくせに何嘘吐いてんだ」なんでしょ、どうせ。
山本、名前で呼ぶな。
「私、行かせてもらっても大丈夫ですか?」
「上野ちゃんの歓迎会兼ねちゃお。上野ちゃんお酒飲める?」
この質問にはこの回答。もう、私の中ではど定番。
「お酒弱くて、すみません」
そして申し訳なさそうに微笑を浮かべ、俯く。飲めないふりはいつものこと。
男がいる席では飲まないことにしてる。お酒が入ると、それに便乗して狼化する男が多いから。
「へー。上野さん飲めないの?」
定食を食べていたコウが、作り笑顔で聞いてきた。その笑顔でどれだけの人を騙してるの?って、声に出したい。
嫌味な男。「へー飲めないんだ」=「飲めるくせに何嘘吐いてんだ」なんでしょ、どうせ。