俺様とネコ女
飲み会開始から1時間が経過した。
終始大盛り上がりで、1課の連中がやたらテンション高めだ。理由はここか。くそ。
何度か席の移動を繰り返し、いつの間にか、俺と山本主任、ここと加藤課長の4人で固まっていた。先日の社食のような座り位置で、俺の隣に山本主任。俺の前が課長で、その横にここだ。
「こころちゃん、どこ大出身?」
俺がんばるから。と宣言したとおり、山本が口火を切った。
「J大です」
「え、そうなの?顔だけじゃなくて頭もいいんだ」
「いえ、そんな、」
「赤澤の後輩だな。こいつもJ大卒」
「そうなんですか?」
ここが目を丸くして俺を見つめる。素の表情を見せた。本気で驚いているな。なんて、あいつを冷静に分析してる場合じゃない。
俺も驚いたからだ。
課長は知っていたんだろう、いつもと変わらない笑顔で俺らのやりとりを傍観している。
終始大盛り上がりで、1課の連中がやたらテンション高めだ。理由はここか。くそ。
何度か席の移動を繰り返し、いつの間にか、俺と山本主任、ここと加藤課長の4人で固まっていた。先日の社食のような座り位置で、俺の隣に山本主任。俺の前が課長で、その横にここだ。
「こころちゃん、どこ大出身?」
俺がんばるから。と宣言したとおり、山本が口火を切った。
「J大です」
「え、そうなの?顔だけじゃなくて頭もいいんだ」
「いえ、そんな、」
「赤澤の後輩だな。こいつもJ大卒」
「そうなんですか?」
ここが目を丸くして俺を見つめる。素の表情を見せた。本気で驚いているな。なんて、あいつを冷静に分析してる場合じゃない。
俺も驚いたからだ。
課長は知っていたんだろう、いつもと変わらない笑顔で俺らのやりとりを傍観している。