俺様とネコ女
「そっか、続けて」
「結構タイプで、その日すぐID交換して、何回かサダと3人で遊んだ。祐樹から今度は2人で会おうって誘われた。あ、祐樹って言うの。違う大学で家も遠いんだけど」
直哉が深刻な顔で聞いてくれる。時々頷いて、うん。うん。って反応してくれる。
「そろそろちゃんとしとかなきゃと思って彼氏とも別れたの」
「偉いじゃん」
「どこが偉いんだ。男いるのに別の男と会う地点でアウトだろ」
直哉の発言にコウが反論する。うん。あの頃私もそれは常々思ってた。彼氏といてもトキメキはなくて気持ちは冷めていた。だから友達関係が進展する前に別れた。浮気や二股は嫌い。
「コウは無視して続けるけど、」
「無視すんな」
またしても鋭い睨みを頂戴してしまい、怯みそうになる。そうは行くか。
「何回か2人で会って、流れでうちくることになったの。で、終電乗って帰ったらマンションの入口にサダが立ってた。あれは怖かった。しかも2人で会うなよってガチギレ」
あの日、サダの顔を見る直前が一番楽しかった。
「結構タイプで、その日すぐID交換して、何回かサダと3人で遊んだ。祐樹から今度は2人で会おうって誘われた。あ、祐樹って言うの。違う大学で家も遠いんだけど」
直哉が深刻な顔で聞いてくれる。時々頷いて、うん。うん。って反応してくれる。
「そろそろちゃんとしとかなきゃと思って彼氏とも別れたの」
「偉いじゃん」
「どこが偉いんだ。男いるのに別の男と会う地点でアウトだろ」
直哉の発言にコウが反論する。うん。あの頃私もそれは常々思ってた。彼氏といてもトキメキはなくて気持ちは冷めていた。だから友達関係が進展する前に別れた。浮気や二股は嫌い。
「コウは無視して続けるけど、」
「無視すんな」
またしても鋭い睨みを頂戴してしまい、怯みそうになる。そうは行くか。
「何回か2人で会って、流れでうちくることになったの。で、終電乗って帰ったらマンションの入口にサダが立ってた。あれは怖かった。しかも2人で会うなよってガチギレ」
あの日、サダの顔を見る直前が一番楽しかった。