俺様とネコ女
服の裾から侵入きたコウの手に強引に背中を浮かせて、片手で簡単にホックを外された。その手慣れた動作にショックを受けるも、そんなことすぐ考えられなくなる。

キスにじわじわ溶けていって、コウの指に弄ばれて、どんどん身体が熱くなっていく。


「お前声出すぎ」

「だって、がまん、できないッ」

「カワイイ」

「コウ?」

「なんだよ」

「カワイイって、言った」


コウは一旦私から離れ、ジャケットを脱ぎ捨てネクタイを外した。その仕草が堪らなく色っぽくて。


「やだ!コウえっちすぎる」

「は?」

「コウ、えっちいよ...」

「黙れ」

口を塞がれた。コウの乱暴なキスで。
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