秘めた恋

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私は以前、副社長と来た喫茶店に来ていた。

あの時は店内だったから今日はテラス席で物思いにふけっていると
「ここ、良いかしら？」と声がして突然誰かが私の目の前の席に座った。

「へ！？」

思わず、びっくりして目を凝らして見ると目の前に座ったのは
副社長の元カノの美雪さんだった。

「え、なん、で、え？」

戸惑っていると
「実は、あなたと少し話してみたかったの。」と
極上の美しい笑顔で言われた。

「は、はぁ。」
そんな綺麗な笑顔で言われたら断れない。

私は紅茶を啜ると彼女は一瞬髪をかきあげてその後コーヒーを啜った。
なんとも色っぽくて油断してたら思わずため息を出してうっとりするところだった。

「和馬くんとはどうゆう関係？恋人？」

そう直球で尋ねられて思わず紅茶を吹いた。
すぐさま、近くにあったナプキンで口やテーブルを拭くと
「ち、違いますよ！ただの会社の仲間です！」と応えた。

「へぇ～。」
彼女は少し首をかしげると私を見つめた。