秘めた恋
◎
会議が終わった後、話があると言われ、私は副社長こと東郷和馬さんが来るまで
いつものベンチで座っていた。
「ふぅ~・・・なんだろ。」
今日は、色々なことがあった。私としてはデザイン画の件や賄賂の件が解決したし、
高梨さんと古橋さんが元サヤに戻って良かった、万々歳だなと思った。
東郷さんが来てないか見るため
ビルの入口方面に目をやると噴水近くで見たことある女性が立っているのに気づいた。
「あれ?」
あれは、美雪さんだった。彼女も私に気づいてこっちに向かって歩き始めた。
え、どうしよ。ものすごい剣幕だよ、殴られたらどうしようとオロオロしていると
彼女は私の真正面に立ちひとこと言ってきた。
「あなた、和馬くんのこと好き!?」
「え!?」
「好きか、どうか聞いてるの。あなたは彼を信用してるわけ?
だって彼、金持ちだし格好いいし、絶対女にモテるよ!それでも自分のことだけを
愛してくれるなんて信じるの!?」
なに、いきなりこの人は~!!と思ったが殴られなかったので一安心。
「早く、答えて!!」
そう言われて私はふ~っと息を吐くと「もちろん!!」と彼女に負けないくらい
大きな声で応えた。
「え?」彼女は少し驚いた表情をした。
「もちろん、私は東郷さんを信用してますし、彼は一途な人だから一人の女性しか愛せません。
それに彼が副社長じゃなくてもただの営業の人でも、ってか誰であっても私は彼のことが好きです!」
そう言うと彼女は更に驚いた表情をしながら何も言い返せなくなった。
会議が終わった後、話があると言われ、私は副社長こと東郷和馬さんが来るまで
いつものベンチで座っていた。
「ふぅ~・・・なんだろ。」
今日は、色々なことがあった。私としてはデザイン画の件や賄賂の件が解決したし、
高梨さんと古橋さんが元サヤに戻って良かった、万々歳だなと思った。
東郷さんが来てないか見るため
ビルの入口方面に目をやると噴水近くで見たことある女性が立っているのに気づいた。
「あれ?」
あれは、美雪さんだった。彼女も私に気づいてこっちに向かって歩き始めた。
え、どうしよ。ものすごい剣幕だよ、殴られたらどうしようとオロオロしていると
彼女は私の真正面に立ちひとこと言ってきた。
「あなた、和馬くんのこと好き!?」
「え!?」
「好きか、どうか聞いてるの。あなたは彼を信用してるわけ?
だって彼、金持ちだし格好いいし、絶対女にモテるよ!それでも自分のことだけを
愛してくれるなんて信じるの!?」
なに、いきなりこの人は~!!と思ったが殴られなかったので一安心。
「早く、答えて!!」
そう言われて私はふ~っと息を吐くと「もちろん!!」と彼女に負けないくらい
大きな声で応えた。
「え?」彼女は少し驚いた表情をした。
「もちろん、私は東郷さんを信用してますし、彼は一途な人だから一人の女性しか愛せません。
それに彼が副社長じゃなくてもただの営業の人でも、ってか誰であっても私は彼のことが好きです!」
そう言うと彼女は更に驚いた表情をしながら何も言い返せなくなった。