秘めた恋
焼肉店に着くと案の定、店内は笑い声や騒いでる声で溢れ一瞬耳を塞ぎたくなった。
彼は店員に「予約をしていた東郷ですが」と伝えると店員は
「あーあなたが」となぜか有名人にでもお目にかかるような驚いた表情をし
「こちらへ」と言うと私たちは静かな個室に案内された。
「あっちじゃゆっくり話とか出来ないんでこちらを予約しました。」と彼に言われたので
「あーそうなんだ。」と返事を返した。
ここの個室は他の場所と隔離された完全なプライベートルームのため予約するのは非常に困難で
金が掛かると後に知った。
「今日は来てくれてありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそこんな素敵な場所に連れてきてくれるなんて。」
そう言いつつ、やっぱ彼と目を合わせるのが気まずくて視線を下に向けていると
「本当に嬉しいです。俺、実は美雪さんと前々からちゃんと話したいと思っていたので。」と
彼が言ってきた。
「あ、そうなんだ?」
なんでだろう。嬉しいこと言われてるのに相変わらずクールな返答しか出来ない。
「美雪さんってモテそうですよね。彼氏とかいるんすか?」
「えー別にモテないよ。あ、彼氏?今はいない。」
「そうなんすね!」彼が笑顔になったのを見て私は目をそらす。
「じゃぁ、俺にもチャンスがありますね。」
「・・・・・・・・」
ああ、これはそうだ。私、照れてるんだ。
「美雪さん?」
「え?」
「美雪さんってクールっすよね!なんか落ち着いてて大人っぽくて。
俺、そうゆう女性憧れるんすよね。」
「あーそうなんだ。」
年下からこんな積極的にアピールされたことなんてないから
どうしていいか分からない。
自分のこと興味持ってくれてるのは嬉しいけど
素直になれない・・・。
彼は店員に「予約をしていた東郷ですが」と伝えると店員は
「あーあなたが」となぜか有名人にでもお目にかかるような驚いた表情をし
「こちらへ」と言うと私たちは静かな個室に案内された。
「あっちじゃゆっくり話とか出来ないんでこちらを予約しました。」と彼に言われたので
「あーそうなんだ。」と返事を返した。
ここの個室は他の場所と隔離された完全なプライベートルームのため予約するのは非常に困難で
金が掛かると後に知った。
「今日は来てくれてありがとうございます。」
「いえいえ、こちらこそこんな素敵な場所に連れてきてくれるなんて。」
そう言いつつ、やっぱ彼と目を合わせるのが気まずくて視線を下に向けていると
「本当に嬉しいです。俺、実は美雪さんと前々からちゃんと話したいと思っていたので。」と
彼が言ってきた。
「あ、そうなんだ?」
なんでだろう。嬉しいこと言われてるのに相変わらずクールな返答しか出来ない。
「美雪さんってモテそうですよね。彼氏とかいるんすか?」
「えー別にモテないよ。あ、彼氏?今はいない。」
「そうなんすね!」彼が笑顔になったのを見て私は目をそらす。
「じゃぁ、俺にもチャンスがありますね。」
「・・・・・・・・」
ああ、これはそうだ。私、照れてるんだ。
「美雪さん?」
「え?」
「美雪さんってクールっすよね!なんか落ち着いてて大人っぽくて。
俺、そうゆう女性憧れるんすよね。」
「あーそうなんだ。」
年下からこんな積極的にアピールされたことなんてないから
どうしていいか分からない。
自分のこと興味持ってくれてるのは嬉しいけど
素直になれない・・・。