秘めた恋
その万年筆を拾い上げて見ると万年筆に『KAZUMA.T』の文字が入っているのを見つけた。
え、これってもしかして・・・。
「あ、それ。和馬くんの万年筆じゃん。」と戻りが遅い私を不審に思い、
理沙が私のところまで来て声をかけてきた。
「え?知ってるの?」
「この前のシンカンの時に知ったのよ。」
「ってか、これってkiwamiの万年筆じゃない?しかも東郷社の。」
「そうよ。和馬くんのお父さんが経営してる会社でしょ」
「えー!?そうなの!?」
「えー!?知らなかったの!?」
お互い驚いた様子で見合った。
「そのkiwamiというブランドは和馬くんが考案したそうよ。彼、時々お父さんの手伝いしてたっていうし。」
「・・・・。」
「仲良いからてっきり彼から聞いてると思ったけど違ったのね。」
「・・・・・。」
突然、笑い声が聞こえ、その方に耳を傾けると
水沢さんと東郷くんのやり取りを見て周りの人たちが笑っているのが目に入った。
「お前、馴れ馴れしく引っ付くなよ!」
「え~だって和馬くんのことが好きなんだもん。かまってにゃん!」
遠くで彼らの楽しそうなやり取りが聞こえた。
「ねぇ。」
「ん?」
「水沢さんもそのこと知ってるの?」
「もちろん。彼女が自慢げに話してたのよ、和馬くんのこと。」
「へー・・・そう。」
私はしばらくあの二人のことを見ていた。
コーチに号令をかけられるまで私は彼らから目が離せなかった。
え、これってもしかして・・・。
「あ、それ。和馬くんの万年筆じゃん。」と戻りが遅い私を不審に思い、
理沙が私のところまで来て声をかけてきた。
「え?知ってるの?」
「この前のシンカンの時に知ったのよ。」
「ってか、これってkiwamiの万年筆じゃない?しかも東郷社の。」
「そうよ。和馬くんのお父さんが経営してる会社でしょ」
「えー!?そうなの!?」
「えー!?知らなかったの!?」
お互い驚いた様子で見合った。
「そのkiwamiというブランドは和馬くんが考案したそうよ。彼、時々お父さんの手伝いしてたっていうし。」
「・・・・。」
「仲良いからてっきり彼から聞いてると思ったけど違ったのね。」
「・・・・・。」
突然、笑い声が聞こえ、その方に耳を傾けると
水沢さんと東郷くんのやり取りを見て周りの人たちが笑っているのが目に入った。
「お前、馴れ馴れしく引っ付くなよ!」
「え~だって和馬くんのことが好きなんだもん。かまってにゃん!」
遠くで彼らの楽しそうなやり取りが聞こえた。
「ねぇ。」
「ん?」
「水沢さんもそのこと知ってるの?」
「もちろん。彼女が自慢げに話してたのよ、和馬くんのこと。」
「へー・・・そう。」
私はしばらくあの二人のことを見ていた。
コーチに号令をかけられるまで私は彼らから目が離せなかった。