秘めた恋
彼の素顔
私と和馬くんは恋人関係になった。
そして夏休み、彼と二人で海に行くこととなった。
待ち合わせ場所に向かうとスポーツカーに乗り、グラサンをかけた彼が
私に気づいて手招きをした。
「ひゃ~・・・。」
恥ずかしいと思いながらも助手席に座ると
「どうしたのこの車?」と隣の彼に尋ねた。
「愛車。」と言うと彼はエンジンを入れて車を発進させた。
「た、高そうね。」と聞くと
「まぁ、3千万くらいですかね。」と軽く応えた。
「はー!??三千万!?」
「まぁ、親父が買ったから。でも俺は別の車が欲しいんで就職したら別の買うんですけど」と
彼は淡々と言ってのけ、私の方をちらっと向くと白い歯を見せてニカっと笑った。
言ってることが凄すぎるのだけど笑うと幼い少年みたいなのよね。
まぁ、グラサンはかけてるのだけど。
車は順調に銚子に向かっている。
天井や窓がないせいか風が当たってすごく気持ちいい。
だけど周りの注目を浴びるのに耐え切れなかったため
私はカバンからグラサンを取り出した。
「お。」
彼が私のグラサン姿を見て「美雪さん似合いますね。」と言ってきた。
「ありがと。」
彼の彼女になってから、彼に相応しい女になりたいと
次第に思うようになり始めていた。
二人共グラサンをつけ、風が気持ち良いと叫びながら
車は海に向かっていった。
そして夏休み、彼と二人で海に行くこととなった。
待ち合わせ場所に向かうとスポーツカーに乗り、グラサンをかけた彼が
私に気づいて手招きをした。
「ひゃ~・・・。」
恥ずかしいと思いながらも助手席に座ると
「どうしたのこの車?」と隣の彼に尋ねた。
「愛車。」と言うと彼はエンジンを入れて車を発進させた。
「た、高そうね。」と聞くと
「まぁ、3千万くらいですかね。」と軽く応えた。
「はー!??三千万!?」
「まぁ、親父が買ったから。でも俺は別の車が欲しいんで就職したら別の買うんですけど」と
彼は淡々と言ってのけ、私の方をちらっと向くと白い歯を見せてニカっと笑った。
言ってることが凄すぎるのだけど笑うと幼い少年みたいなのよね。
まぁ、グラサンはかけてるのだけど。
車は順調に銚子に向かっている。
天井や窓がないせいか風が当たってすごく気持ちいい。
だけど周りの注目を浴びるのに耐え切れなかったため
私はカバンからグラサンを取り出した。
「お。」
彼が私のグラサン姿を見て「美雪さん似合いますね。」と言ってきた。
「ありがと。」
彼の彼女になってから、彼に相応しい女になりたいと
次第に思うようになり始めていた。
二人共グラサンをつけ、風が気持ち良いと叫びながら
車は海に向かっていった。