秘めた恋
時間をずらして別々に教室に戻った。
すると女生徒たちが集まってファッション雑誌を見ているのに
気がついた。
「このモデルの子のメイク可愛くない?」
「私もこの口紅欲しい」
どうやらおしゃれの話をしているようだった。
メガネをかけたおさげ髪の私には無縁の話だったが
大樹君のような素敵な彼氏が出来たからにはまんざらではなかった。
私もおしゃれしたら彼は喜ぶかもしれない。
いや、絶対喜んでくれる。
もっと彼のために可愛くなって彼を喜ばせたい。
そう思った。
「ねー大樹!どの服が好み!?」
彼が教室に入ると一人の女生徒が彼に近づき、雑誌を見せながら
聞いてきた。
「え?やっぱチラリズムじゃん?」
と笑いながら応える彼が目に入った。
そうか・・・と私は心の中で思うとあることを決心した。
すると突然、彼が私の方を見ると「美・・・」と言い掛けたので
私は思わず首を思いっきり振った。
彼は思わず私を名前で呼ぶところだった。
彼は、一瞬まずいと自覚したのか手で口を押さえた後、「霧島さん」と言ってきた。
「は、はい。」
私は恐る恐る彼を見ると彼は本を差し出し、
「霧島さんの本だろ、これ。図書室に置きっぱなしになってた。」と
彼は言った。
「あ、はい。すみません!」
私は彼からすぐ本を奪うとそそくさと本を鞄にしまった。
「なによ、あの態度。」
と周りの女子に陰口を言われたけどこういう態度を取る他なかった。
私たちの関係を誰にも知られたくなかったから。
すると女生徒たちが集まってファッション雑誌を見ているのに
気がついた。
「このモデルの子のメイク可愛くない?」
「私もこの口紅欲しい」
どうやらおしゃれの話をしているようだった。
メガネをかけたおさげ髪の私には無縁の話だったが
大樹君のような素敵な彼氏が出来たからにはまんざらではなかった。
私もおしゃれしたら彼は喜ぶかもしれない。
いや、絶対喜んでくれる。
もっと彼のために可愛くなって彼を喜ばせたい。
そう思った。
「ねー大樹!どの服が好み!?」
彼が教室に入ると一人の女生徒が彼に近づき、雑誌を見せながら
聞いてきた。
「え?やっぱチラリズムじゃん?」
と笑いながら応える彼が目に入った。
そうか・・・と私は心の中で思うとあることを決心した。
すると突然、彼が私の方を見ると「美・・・」と言い掛けたので
私は思わず首を思いっきり振った。
彼は思わず私を名前で呼ぶところだった。
彼は、一瞬まずいと自覚したのか手で口を押さえた後、「霧島さん」と言ってきた。
「は、はい。」
私は恐る恐る彼を見ると彼は本を差し出し、
「霧島さんの本だろ、これ。図書室に置きっぱなしになってた。」と
彼は言った。
「あ、はい。すみません!」
私は彼からすぐ本を奪うとそそくさと本を鞄にしまった。
「なによ、あの態度。」
と周りの女子に陰口を言われたけどこういう態度を取る他なかった。
私たちの関係を誰にも知られたくなかったから。