秘めた恋
オフィスビルの1Fとテレスがレストランとなっていて、
テーブルの上にキャンドルが乗せられた薄暗い演出が
小洒落た雰囲気を醸し出していた。
「どうする?テラス席にするか?」
「あ、ちょっと冷え性だから店内にする。」
そう言うと扉を開け、窓際の案内されたテーブル席に腰掛けた。
黙り込む私に彼は別の話を持ちかけた。
「そういや、あのhuaっていう万年筆のデザイン、杉並PLの考案だってな」
「え!?」
思わず、びっくりして顔を上げた。
「え?高梨さんじゃないんですか?彼女が今回のデザイン考えてましたよね?」
「彼女は最後の最後まで煮詰まって思いつかなかったらしい。」
「でも、huaなんて女性らしいデザインを失礼ですけど男の杉並さんが
考案なさるとは考えにくいんですけど・・・。」
「あぁ、正直なところ彼の妹さんが考えたそうだ。
ちゃんとhuaの深い意味まで考えてくれて感心したな。」
彼はふっと笑うと店員が置いたコーヒーを啜った。
ブラックコーヒーのほろ苦い香りがパリにいるようなおしゃれな雰囲気を感じさせた。
テーブルの上にキャンドルが乗せられた薄暗い演出が
小洒落た雰囲気を醸し出していた。
「どうする?テラス席にするか?」
「あ、ちょっと冷え性だから店内にする。」
そう言うと扉を開け、窓際の案内されたテーブル席に腰掛けた。
黙り込む私に彼は別の話を持ちかけた。
「そういや、あのhuaっていう万年筆のデザイン、杉並PLの考案だってな」
「え!?」
思わず、びっくりして顔を上げた。
「え?高梨さんじゃないんですか?彼女が今回のデザイン考えてましたよね?」
「彼女は最後の最後まで煮詰まって思いつかなかったらしい。」
「でも、huaなんて女性らしいデザインを失礼ですけど男の杉並さんが
考案なさるとは考えにくいんですけど・・・。」
「あぁ、正直なところ彼の妹さんが考えたそうだ。
ちゃんとhuaの深い意味まで考えてくれて感心したな。」
彼はふっと笑うと店員が置いたコーヒーを啜った。
ブラックコーヒーのほろ苦い香りがパリにいるようなおしゃれな雰囲気を感じさせた。