寄り道
新学期
はぁ。
理子は電車に揺られながらため息をついた。
今年の4月、ファッション系の短期大学である文明服装学院に入学した理子。
毎朝、通勤通学ラッシュの電車に揉まれ学校へ向かう。
4月も半ばになり新生活にも少し慣れ始めた。
慣れ始めたけれど…。
はぁ。
今日こそ…行けるかな…。
理子は再びため息をこぼし虚ろな目で車窓を眺めた。
どんよりとした空の下、ところせましに建ち並んだビル。そしてそれらすべてが過ぎ去っていく。
今日こそ行かなくちゃな…。
理子は“資料室ご利用案内”を握りしめ校舎へと向かった。
理子は電車に揺られながらため息をついた。
今年の4月、ファッション系の短期大学である文明服装学院に入学した理子。
毎朝、通勤通学ラッシュの電車に揉まれ学校へ向かう。
4月も半ばになり新生活にも少し慣れ始めた。
慣れ始めたけれど…。
はぁ。
今日こそ…行けるかな…。
理子は再びため息をこぼし虚ろな目で車窓を眺めた。
どんよりとした空の下、ところせましに建ち並んだビル。そしてそれらすべてが過ぎ去っていく。
今日こそ行かなくちゃな…。
理子は“資料室ご利用案内”を握りしめ校舎へと向かった。