過去の私と未来の彼女

「えっとつまり…私は…人間じゃない？」
『そう』
「竹本奈々じゃない？」
『そう』
一問一答を繰り返す。
「…仮に私達が"捨てられた過去"だとして…私はこれからどうなるの？」
『言ったでしょ。"竹本奈々"の後を追い続ける。そしてまた捨てられた"いらない記憶"を迎えるの。今の私と貴女みたいにね』