過去の私と未来の彼女
「……納得できない」
『あらそう?…私ってこんなに面倒くさかったかな…』
『めんどくさかったよ!!』
「!?」
私とモノクロの私しかいなかった路地裏に第三者が現れた。
私達より少し背が低い。
あれ?
あの子が着てるの私が中学校の時の制服じゃないか?
『貴女が私を信用するのに何日かかった?忘れた訳じゃないでしょ?』
『はいはい。ごめんなさいってば』
…もしかしなくても……。
『紹介が遅れたね。私は"中学三年生の竹本奈々の過去"の集合体よ。そんで、そっちは"高校一年生の竹本奈々"の集合体ね』
「集合体?」
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