過去の私と未来の彼女
「は!?」
思わず声が出た。
しかし目の前の"私"は何も聴こえていないかのように前に歩き続ける。
その肩を掴んで振り向かせたかった。
本当に"私"なのか確認したかった。
なのに。
私の足は全く動かない。
『無駄だよ』
「!」
声がした方を振り向くと。
「…はぁ?」
そこにも"私"がいた。
それも白と黒しか色味がないモノクロの私が。
思わず声が出た。
しかし目の前の"私"は何も聴こえていないかのように前に歩き続ける。
その肩を掴んで振り向かせたかった。
本当に"私"なのか確認したかった。
なのに。
私の足は全く動かない。
『無駄だよ』
「!」
声がした方を振り向くと。
「…はぁ?」
そこにも"私"がいた。
それも白と黒しか色味がないモノクロの私が。