過去の私と未来の彼女
「『昨日の記憶なくなっちゃえばいいのに』」
「!」
『当たり?さすが私』
「そ、それが何だっていうの?」
『なくなればいい。そう思った記憶があったんでしょ?大方昨日の数学のこと?』
「なななな何で分かって…!?」
『昨日の数学の大失態を思い出してしまった今の自分が消えればいいのに。そうして"竹本奈々"本体から放り出されたのが今の"貴女"よ』
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