放課後は秘密の場所で。
俺を見るなり驚いた表情に変わり、俺の手にあるノートに目を向けた。






俺は、見たの?と不安そうな表情を苺が浮かべていたので思わず、笑いそうになる。






「・・・・見ました?」






俺の顔色を浮かがるように、恐る恐る訪ねてきた。






「見た。」






きっぱり答えると、人生の終わりのような顔をしながらパニック状態に陥っていた。





そんな姿がまた面白くて、小さく笑みを零す。






ノートを返してと言われるが、答えにならないような答えを言って、また苺が悩んでいる様子。





垣の女バージョンみたいだ・・・本当に喜怒哀楽が激しい。
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