放課後は秘密の場所で。
私は、誰にも見られたくない一心で急いで裏庭に向かった。






裏庭に着くと、置いていると思ったところを見てみる。けれど、どこにも見当たらない。





なんで、ないんだろう?





もう誰かに見られたってことも、ありえる・・・






「おい!」




「っひ!!」






後ろから低くて聞き覚えのある声が聞こえた。




いきなりのことで驚いてしまった。




後ろを振り向いてみると、そこにはクラスメイトの金髪の不良君が立っていた。






不良君に話しかけられたので、何事かと思ったけれど、不良君の手にあるものを見てあることに気づいた。

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