放課後は秘密の場所で。
・・・・・昨日来るように言ったくせに、寝ちゃって。




でも、なんで私に来るよう言ったんだろう?




きっと不良君だって私が、怖がってること気づいているはずなのに・・・・。





私は、ポケットに常備されている苺飴を一つ口に含んで「う~ん。」と考える。




考えたけれど、理由なんてやっぱりわからない。ただの暇つぶしのためかな?





不意に不良君の手を見て見ると、そこには切ったような怪我があった。




何個もあるので、痛そう。




私は、カバンの中に入れていたはずのバンソコを探す。




改めて自分のカバンを見て思ったけれど、苺の柄で埋め尽くされている気がする。




確か、バンソコも苺だったような・・・・。




で、でも苺柄は可愛いし・・・たくさんあってもきっと、損なんかしないもん。




けれど、名前が苺だから苺柄を好きとか・・・そういうのじゃないもん。
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