放課後は秘密の場所で。
ようやくバンソコが見つかったので、寝ている不良君にバンソコをつける。





こういうのをお節介って言うのをわかってるんだけど・・・どうしてもお節介したくなるんだよね。





「あんた、何やってんの?」





「っへ?」





不良君の指にバンソコを貼っていたら、それに気づいて起きた不良君。



不良君は私を見ながら、頭の上にハテナマークを浮かばせている。






「えっと、手が痛そうだな~って思って。」





「そうか、ありがとう。」




ニコッ




「っつ―――――――。」





今の笑顔は反則でしょ。




いつもの無表情の顔からこんな姿を見たら、思わずキュンってなっちゃう。
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