放課後は秘密の場所で。
「まこと!!」





気づいたら大きな声で、名前を呼んでいた。





「っふ、合格。」





真琴は私をようやく離して、私の手にあった苺の飴を取った。




真琴は飴を口の中にほおばった。




私は、それを見て飴が食べたくなってきたので、手の中にあったもうひとつの飴を、食べる。




舌から、甘さが伝わる、いつもより甘い気がした。





なんで、いつもより甘い気がしたのかはわからない。





―――――――それと、胸がドキドキする理由もわからなかった。
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