放課後は秘密の場所で。
もう、私ってどんだけドジなの~・・・本当に呆れちゃう!






「あの・・・・。」






話すのは怖い・・・けれど、やっぱり苺ノートは取り返そう。




思い出とかもたくさん書いているんだし、頑張らなくちゃ。






「何?」





まるで獲物を狙うような恐ろしい目つきで、こっちを見る不良君。




うぅー・・・やっぱり、怖いよ。




ギュッと拳を握りしめて、震える声を抑えて勇気を出す。





「私の大事なノート返してください・・・。」




「日記とか、マメだな、身長も。」





返事になってないよ・・・。




というより、私身長低いけどマメなんかじゃないよ・・・。
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