放課後は秘密の場所で。
「マメちゃん?だっけ。」





「ち、違います。」






不良君が私にどんどん近づいてくる。




私は、近づかれるにつれどんどん後ろに下がっていく。




トンッ




ついに、後ろにあった木にぶつかった。




もう一歩下がろうとしても、後ろは木なので下がることはできない。




そんな状況なのに、不良さんは近づくのをやめない。




そして・・・・・





「返して欲しい?」





妖艶の笑みを浮かべる不良君の顔がすぐ目の前に来ている。




息がかかるくらい近くに。


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