放課後は秘密の場所で。
「ふぅーん、だったら・・・明日の放課後もここに来いよ。」






「っへ?」





不良君の発言に思わず、驚きが隠せない。





「そしたら、バラさないし、返すよ。」




「・・・本当?」






ばらされないし・・・返してもらうことができる・・・放課後ここに来るだけで。



そしたら、好きな人とかバレないよね。






「本当だから、だから来いよ。」




「わかっ、た。」






本当は行きたくないけれど、行くだけならいいよね?




私の返事を聞いた不良君が私に苺ノートを渡して、「また明日。」とだけ言い残してどこかに向かった。
< 7 / 30 >

この作品をシェア

pagetop