Classbook



「南ちゃんもちゃんと無理なものは無理って言わないとダメだよ!?」

「あ、はい」


なんか、私まで、叱られてしまった。

浅見さんが実はここで、一番強いんじゃないかって、今疑いました。

だって、所長より、浅見さんの方がなにかと強そうな気が…


「南ちゃん、いったん休憩してもいいよー。つーか、寝てもいいよー」

今さっきの仕事仕事っていう態度から一転、やすんでもいいという所長にものすごく戸惑います。

それに、この鑑定、明日までなんだし…


「南ちゃん、休憩しておいで」


戸惑いながらも、浅見さんにもそういわれ、休憩をすることに。

ついでに、麻未ちゃんも。


「もーホントに芙美ちゃんがここにいるなんて思わなかったよー」

「そうだねー。就職のことに関しては何も話したりしなかったからねー」


休憩室にある自販機でコーヒーを買って飲む。

コーヒーは眠気を飛ばしてくれますからな。

これから、相棒にでもなりそう。
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