Classbook
告白
「南―、ついたぞー」
「…」
お酒も入っていたせいか、私はどうも寝てしまったいたらしい。
…なにさ、お姫様抱っこでもして自分の部屋に入れるとかさ、そういうマンガみたいなことをしてくれればいいのに。
袴田君にそんなことを期待したことがバカでした。
「おい、はやくおりろよ」
「…ホントに、私はこの家に入らないといけないのですか。」
「なんだよ。ここまで来たくせに」
「それは、不可抗力です」
「はぁ?」
「は?」
私はなんで、こんな男のところについてきてしまったのか。
あー、めっちゃ後悔
「ほら、南はやくしろよ。寒い」
「…」
寒いわけあるかい。
今は初夏だぞ。
むしろむしむしして暑いくらいだ。