Classbook
「…いただきました」
「はい」
「…お休みさい」
「はい…はっ?また寝るのかよ。食ったばかりじゃねーかよ」
もー、袴田君はうるさいです。
食べたら眠くなるのが人のさがなんじゃないですか。
私は人間の本能に従っているだけなんですけど。
あれから、袴田君はひどいことに私を寝かせてくれなせんでした。
むしろ、外に出されました。
買い物に連れ出されました。
私はものすごく家にいたい気分だったのに。
「ほら、早くしろよー。おいてくぞー」
「…むしろ置いてってください」
「あー、も!!ほら!行くぞ!!」
私の腕をつかみ無理矢理車に乗せこまれました。
…なんてひどい奴だ。
私の意見も少しは聞いてくれてもいいものなのだが!
無理矢理車に乗せられたせいで、お尻が痛いし。