Classbook


「おい、南、起きろよ」

「…」


今日2度目のおめざめです。

気分は最悪。

ものすごく最悪。

またしても無理矢理車から引き出されました。

…袴田君彼女の私の扱いがひどいんじゃないですか!?

いつも無理矢理な気がするんですが、私の気のせいですかねー


「ほら、早くしろよー」

「…」


寝起きの体にいきなり動けっていうのはきついんですけど!!

そういう思いを込めて、先に歩いて行ってしまった袴田君の背中をにらむ。

つーか、ここどこだよー。

広い駐車場―

そこに置かれたたくさんの車


…それしか感想はないです。


だって、ほんとにそれ以外何もない!!




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