続:first love~世界で一番素敵な初恋~
「お前なぁ……もっと俺を信用しろよ。
俺は12年も1人の女を思い続けてたんだからな?
そんな男が簡単に心変わりするわけねぇだろ。
それに、俺が好きになる女はお前だけだ。」
普通の男の子だったら恥ずかしがるような言葉も西園寺は恥ずかしがることなく、サラッと言ってしまう。
だから、いつも顔を真っ赤にして恥ずかしく思うのは私のほう。
「………私には西園寺みたいな前歴はないよ?
でも、西園寺のことが大好きだっていうのは誰にも負けないから。
それだけは自信を持って言える。
どんなに離れてても、西園寺のことだけを想ってるから。」
そう言うと、西園寺は笑顔を見せてから再び私をぎゅっと抱き締めてくれた。