続:first love~世界で一番素敵な初恋~


「唯那先輩!お久しぶりです!」


一人の女の子の声をきっかけに私の周りには以前テニス部で応援してくれていた女の子達が集まる。


「転校したって聞いて寂しかったんですよ!」


「でも、白樺学園に戻ってくるっていう噂が本当でよかったです!」


「また唯那先輩の応援に行きますから!」


次々に私に話しかけられる言葉に対して私はありがとう。とか、ごめんね。としか言えなかった。


人混みを抜けて校舎に入ると、転校生の私は職員室に足を運んでいた。


そして、担任を紹介され、その担任にクラスを告げられた。


担任は二年生の時にも担任をしていた森田先生で、私のことを覚えてくれていて私の事情を知らされている数少ない学校関係者だった。


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