続:first love~世界で一番素敵な初恋~


「友倉尚輝です。
見た目通りアメリカと日本のハーフ………
俺が日本に戻ってきた理由は、まだ日本に居た小学生の頃に俺を負かしたアイツにリベンジする為。
それ以外の人間には興味がないから。以上。」


それだけ言うと、友倉尚輝は唯一空いてる私の隣の席に腰を下ろす。


その間、皆は沈黙でただただ彼の自己紹介に唖然としていた。


彼の自己紹介を聞くとクラスの皆には興味ないから近付くなって言われた感じがする。


こんなに冷たい人がこの世に居るんだ……


私はこの時絶対にこの人とは関わらないって誓ったんだけど、他の子はそうじゃないらしく、休み時間になると彼の周りには沢山の女の子が集まっていた。


「ねぇ、アメリカのどこから来たのー?」


「今日、放課後よかったら遊びに行かない?」


と、積極的な女の子達だけど、友倉尚輝は一言も言葉を返す様子はなかった。


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