続:first love~世界で一番素敵な初恋~


私の実力を目の当たりにした転校生の顔色は真っ青だった。


「…お前、マネージャーじゃなかったのか。」


私が経験者かマネージャーかの違いなんて今のサーブを見れば誰でも分かることだと思う。


「誰もマネージャーなんて言ってないだろ。
唯那は特例で入部を認められている、れっきとした我が白樺学園高等部のテニス部員だ。」


「しかも、ただのテニス部員じゃねぇ。
女子テニス全国大会の高校の部で2連覇中なんだからな。」


「唯那が女だから簡単に勝てると思ってたら大間違いだ。」


俊輔くんと、健二くんと、涼くんが口を揃える。


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