続:first love~世界で一番素敵な初恋~
「俺の寝顔に惚れた?」
前を向こうとすると、隣から小さい声が聞こえる。
「ち、違うから!
う、自惚れないで!ただ授業早々居眠りしてるから心配しただけで……」
私は必死に言い訳を考える。
「そっか、心配してくれたんだ……
ってことは、脈があるって思っていいってことなのか?」
体を伏せていた彼はゆっくりと起き上がり肘をついて私の方をじっと見る。
「何勝手に決めつけてるの?自意識過剰!
別にそういう意味で心配したんじゃなくて…
ただ、森田先生は寝てる人には難しい問題を当てるから起きてた方がいいのにって……」
「別に俺に意識してくれるんなら何でもいい。
それに俺は馬鹿じゃねぇからな。」
なんて言ってると喋ってる所が森田先生に見つかって早速難しい問題を当てられてしまった。