続:first love~世界で一番素敵な初恋~
そう言って渡されたのは進路に関する本。
中を軽く見てみると大学を探すというよりも、やりたい職種を探す為の本だった。
「………ということで、唯那は大学を探すよりもこっちからな。」
「はい。」
私の未来の方向性………それは西園寺のことを仕事でも支えられるようになりたい。
動機だけを考えると不十分かもしれないけど、今の私にはそれだけで十分だった。
「………でも、まさか先生にここまで言ってもらえるとは思って無かったです。
もっと別のことを言われると思ってたんですけど。」