続:first love～世界で一番素敵な初恋～

先生の立場からして、もっと勉強をしてレベルの高い大学へでも行けと言われるのかと思ってたからちょっとびっくりした。


「まぁ、先生としての立場からすれば学年トップの唯那には出来るだけレベルの高い大学へ行けと言わなければならないのかもしれないが、俺個人としては唯那には自分の納得した道を決めて進んでほしいと思っている。」


「………………」


森田先生はどっちかというと生徒に興味がないイメージだったから、そんなことを言われるのは意外だった。


「今はまだ将来の職業を考えるのに彼を支えたいという気持ちしかないかもしれない。
でも、いずれは誇りを持てるような仕事を探してほしいと思ってる。」