性悪な彼のオモチャ
「……」
「あっ、良いから降りてこいよ。花絵がここに来るぞ」
「んっ、じゃあな。」
もちろん、電話な内容なんて聞こえないあたしはずっと周りの景色を見ていた。
「今すぐ来るってよ。」
『そっか、それにしてもそんな悪い人に見えないんだけどなー』
あたしがそう呟くと彼方君があたしの手を掴んで近くの細い道まで引っ張った
『な、何。なんでここ着たの?』
「花絵が着た。」
元の道を見てみると花絵先輩が1人校門の前にいる
[男子校によく一人で来れるなぁ…。]
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