性悪な彼のオモチャ




『そう、大河。南波さんがいいの…小さい時からいるあたしよりその子なんだ』




花絵先輩は、とてもとても怖い顔であたしを見つめてくる。





「花…絵、ごめんな?」




恐る恐る謝ってる大河君。


でも、花絵先輩は笑ってるように見えるけど笑ってない




『南波さんちょっと来てくれる?』



『はっ、はははい。』



いきなり名前を呼ばれて花絵先輩のとこに行った。




こんな、修羅場であたし何で呼ばれるの?
あたし、この女王様に何をされるんだろうか…


まさか、殴られちゃったりなんてしちゃう?






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