性悪な彼のオモチャ



「まぁ、もういいだろそんなの。」



よくない。
あたしは花絵先輩みたいに素直に言えない…


好きなんて言えるわけがない。



振られるのがわかっているんだから。



『彼方君の馬鹿』



あたしは彼方君を睨みつけて家に入って一言も口を利かなかった。



こんなのいやだ。
辛いすぎる…


王子様は簡単には手に入らないんですね



あたしの王子様は、性悪な鈍感王子です



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