性悪な彼のオモチャ
Three.ラブモード全開
ライバルは友達
夏半ば、もう少しで夏休みでウキウキなあたしを郁ちゃんは呼び出した
『ねっ、未恋ちゃん…神宮寺君って好きな子いる?』
『…えっ、いないよ?』
なんか、嫌な予感がする…
胸が嫌な音をして手も少し震えている。
『あたしね、神宮寺君好きになっちゃった』
…やっぱり、そうくると思いましたよ。
あはははは、笑えないね。
『未恋ちゃん神宮寺君と仲良いから協力よろしくね』
『あ…うん。』
あたしは流れで"うん"と頷いてしまったらしい…
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