性悪な彼のオモチャ



『えっと、ここが図書室ね。』


「わかったよ。あのさ、保健室どこかな?」



『え…一階だよ』


「ちょっと、気分悪いから連れてってもらってもいいかな?」





そう言った、王子様の顔は本当に青白く感じた。
でも、あたしは忘れていたんだこの人は元々肌が白くてそして性悪なことを…





『ここだよ?』


「あ、ありがとう」



コンコン


ノックをすると、返事が無い。
保健室のドアの前には、札が掛かってあって先生は出かけているらしい。




『先生いないみたい』


そう言っている間に、王子はドアを開けていた。




「開いてる、ベット借りようかな…」


『大丈夫?』



具合悪いみたいだし、誰かに言えばいいよね?そう思って保健室の中に勝手に入った。



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