性悪な彼のオモチャ




頭の横に手を置かれ、正面には怪しい微笑みを見せる王子の姿。



「簡単に騙されて、単純な奴だよな。」


『ちょっ、え、何?』



この状況の意味が理解できない。そして、なんであたしはベットの上にいるんだろうか?


そして、王子は耳元で囁くように優しく言う



「騙された奴が、悪いんだよ」


『ひゃっ』


首筋に舌が、伝う。



王子の髪が頬に当たり少しくすぐったい



突然のこの行動は、単細胞のあたしの頭では到底理解できない。




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