性悪な彼のオモチャ

性悪VSメルヘン





放課後。



紗耶といつものように一緒に帰るのはいいけど、お父さんからもらったお友達の家の住所を見るとここでお別れしなきゃいけない



あたし、本当に違う家でやっていけるのかな?



今日は、とことんついてない気がする。




『じゃあ、今日はこっちだから、ばいばい紗耶ーっ!』


『しっかり、頑張って働きなさいねー!』




『うん―…』



もう、働きたくないーっというか家に帰りたい。
家事は嫌いじゃないから、働くというか趣味ね趣味。



はぁ―…




そんなことを思っていると、大きな交差点に出た。







あれ?確か、お父さんが言ってた道によると大きな交差点を過ぎたらすぐわかって言ったけど…




『まさか…ここじゃないよね?』




目の前にあるすごーーーく大きな家しか他に家と呼べるものがなくて、名前を確認してみるとやっぱり一致した。




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