性悪な彼のオモチャ
あの声が聞こえた気がする―…
あの性悪男の声が…
あたしは恐る恐る後ろを振り返ってみた
「お前かよ、今日来る南波 未恋つーのはっ。たくありえねーんだよ。お前みたいな不細工と一緒に住むなんてな」
かっ…神様はあたしを見捨てた。
見捨てられてしまった…
これから悪夢だ。悪夢をあたしは見続けなければいけないんだ
この性悪な偽王子と一緒に住むなんて、いやだって言ったらいや
『それは、こっちのセリフだし、なんなのよ。あたしの夢はぶち壊すし不細工呼ばわりはするし、変なことはしてくるし本当ありえない。』
あーなんか、学校であったこととかを正直に言うとすっきりしちゃう。
「全部本当のことを言って何が悪いんだ?そんなに嫌なら俺とゲームでもするか?」
『ゲーム…?』
何、なんのゲームをして何をする気?